Amazon Music HDのオーディオへの活用

オーディオ用途としてAmazon Music HDを活用した感触を記載します。

Amazon Music HD とは

Amazon Music HDは高音質な音楽ストリーミング配信サービスです。月々、もしくは年払で料金を支払うことで約6,500万曲が聴き放題となります。

従来のストリーミング配信は圧縮音源の配信のため、通信容量を抑えつつライトに音楽を楽しめました。その一方で、無圧縮の音源と比較すると音の情報量の不足感や粗さなどがあり、アーティストが伝えたいと思うリアリティな音を十分に伝えきれない点でデメリットがありました。リスナーとしても高級な再生機材を持っている方であれば音楽が飽和して聞こえてスカスカとした印象を持つ方も中にはいる方もいると思われます。

リアリティな音楽再生を実現するストリーミングサービスとしてAmazon Music HDがスタートしましたので詳細を記していきます。

Amazon Music HD

Amazon Music HDの価格とビットレート

価格(月額)

サービスPrime会員非Prime会員
Amazon Music Unlimited¥780¥980
Amazon Music HD¥1,780¥1,980

価格(年額)

サービスPrime会員非Prime会員
Amazon Music Unlimited¥7,800
Amazon Music HD¥17,800

ビットレート

サービス品質ビットレートハイレゾ
Prime, UnlimitedSTANDARD DEFINITION(SD)最大320kbpsx
HDHIGH DEFINITION(HD)16bit 44.1kHz 最大850kbpsO
HDULTRA HD最大24bit 192kHz 最大3730kbpsO

Amazon Music HD を使おうと思った理由

ざっくりと、音楽を自由に手軽に高音質で聞くことができるため使おうと思いました。

Amazon Music HDを使う前はCDから無圧縮でリッピングしてローカルストレージに配置して再生していました。音楽を探し発注しリッピングしローカルストレージへ配置するのが枚数がかさむととても手間でかつ、曲数が増えるとローカルストレージの容量も足りない状態となっていました。外で使用するデジタルオーディオプレイヤーもSDカードの容量に上限がありハード面でも持ち運べる曲数に制約があり不満に思っていました。

Amazon Musicを使用した場合には音楽はクラウドストレージをメインにストリーミング再生することが可能で、リッピングやローカルストレージの配置・制約などから開放され、音楽を持ち運ぶための準備が一切不要となります。

その点からAmazon Music Unlimitedを使用していましたが、音質に不足感があり一度は解約しました。そして新たに高音質なストリーミングサービスが登場したため再度使うことにしました。

視聴環境

Reference環境

Raspberry pi + Digione Signature ==> MYTEK DIGITAL Manhattan DAC II ==> Intercity MBA-1 ==> DENON AH-D9200

ポータブルオーディオ

Pixcelbook Go ==Bluetooth==> Fiio Q5s ==> Kumitete Lab 問屋 DD-KAI

ホームオーディオ(1)

Pixcelbook Go ==> Chrome Cast ==TOSLINK==> MYTEK DIGITAL Manhattan DAC II ==> Intercity MBA-1 ==> DENON AH-D9200

ホームオーディオ(2)

Pixcelbook Go ==USB==> MYTEK DIGITAL Manhattan DAC II ==> Intercity MBA-1 ==> DENON AH-D9200

各環境の音質

ポータブルオーディオ

ポータブルオーディオ環境で聞いた感触としてはHD音源であればSDで感じた音の薄さや高音の粗さがだいぶ緩和され、Q5sで再生する程度であれば音が飽和しているような聞こえ方をすることもなく音楽鑑賞をできます。Ultra HDではローカルストレージに配置して再生するような音のきめ細やかさや柔らかさを感じられず、ハイレゾ音源の量も全6500万曲中の数百万曲のためアドバンテージを感じられませんでした。ポータブルオーディオとして例外的に電源が強力で駆動力が高いような機材でもなければ充分に楽しむことができ、AmazonMusicの利便性を存分に受けられると思われます。

ホームオーディオ(1)

ChromeCastはRegzaTVに接続。AmazonMusicからChromeCastに接続してTOSLINKでDACに接続しています。そのため、サンプリングは16bit/48kHzで頭打ちです。その前提で試聴した結果としては、音と音の間に隙間があり壁があるかのように音が行き止まりに突き当たります。情報量も少なくHD音源であってもリファレンス環境と比較してしまうと聞けないと思ってしまうほどには音質に差があります。

ホームオーディオ(2)

PixelbookのUSB-CからDACに直接接続しています。アイソレータや電源分離などはしていない普通のUSB接続です。特に音質的に凝った工夫もしていませんが(1)と比較すると音の隙間が狭まり音に密度が増しました。例えばボーカルからは呼吸をしている生きた感触や静寂感が伝わりヘッドホンから空気感を感じられます。Reference環境と比較すると静寂感や密度感でまだ劣る面もありますが、AmazonMusicの豊富な音源を探しながらのんびり聴き漁るような楽しみ方ができます。音質に特化する場合にはまだ不足感はありますが、いろいろな音源を聴き気に入った音源や取り扱いのない音源をCDやDL配信などで調達する楽しみ方もできそうです。

どんな方がHDに向いているのか

向いている方

  • SD音源で音に薄さに不満を感じている方
  • ハイエンド・ローエンドな機材を使っていない(ミドルレベル)
    • ローエンドはHDのメリットを得にくい
    • ハイエンドは逆に情報量に不足感を感じる可能性あり
  • ロスレスな音源でいろいろな音楽を聴きたい方
  • ローカルストレージが足りず音楽をストックしきれない方
  • Amazon Musicのカウントフリーを使っている方,容量無制限の方

向いていない方

  • 契約している通信データ量が少ない方(UltraHDの場合には最大で12MB/minほど消費)*
  • 音の違いがわからない方
  • 音に不足感を感じる方
  • Amazon Musicで開放されてない音源をたくさん聴きたい方
    *https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=3355929051 より

個人的な期待

APIの開放

オフィシャルなAPIが開放されていないのかAlexaやAmazon Music以外で再生する方法が限られている点が惜しいです。Raspberry Piでオーディオを楽しむ身としてはAPIが開放され、RasPiに限らず多様な端末でAmazon Musicにダイレクトにアクセスできるようになったら嬉しいです。APIの点ではSpotifyのほうが進んでいると思います。

音源の種類

大衆を意識してハイレゾではなくHDという表現を使っているためムリもあるのですが個人的にはMQA音源の対応もあったら嬉しいです。音質というよりは少ない容量の割に情報量が多い特徴がストリーミングとぴったりなように思います。対応する機器が多いと言えないので当分はなさそうですが。

品揃え

色々と利権があると思いますがAmazonといえば品揃えの豊富さのイメージがあるので、ECに負けず音楽が何でも揃うような状態に近づいたら嬉しいです。

まとめ

メリット・デメリットはありますが毎月一定金額を支払えば大抵の方が充分に聞けるクオリティで6500万曲もの音楽にアクセスできる魅力があります。

今まで知らなかった音楽に手軽にアクセスできる楽しみや、ストレージを気にせずたくさんの音楽を外で楽しめ、そのメリットを多彩な環境で享受できる点にメリットを感じています。

まだまだ発展の伸びしろもあり、音楽のサブスクの活用を積極的に進めていきたいと思います。

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